目次へ

大阪日日新聞に掲載されました

掲載情報一覧

大阪日日新聞に掲載されました

2012年5月8日

http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/akinai/120508/20120508034.html 別ウィンドウで開く

あきない見聞録 必要な間だけ支払う

◆高価な最新機も数千円で

門真市「ベアーズ」内にオープンしたマッサージチェア体験ショールーム

高性能マッサージチェアのレンタルサービス事業を展開する。数十万円の高価な最新機が数千円で借りられ、着実に顧客数を伸ばしている。4月28日には、門真市のショッピングモール「ベアーズ」にショールームをオープン。実際にマッサージ機を体験してもらい、サービス利用者の裾野拡大に取り組む。

◆壁をなくす

20万~40万円する家庭用マッサージチェアは、品質の良さを感じ取ってもらいやすいが、購入に至るには四つの壁がある。

まず一つ目は、高額で、欲しいと思っても即決で払える額ではない。二つ目は、購入後に使い続けるかどうか分からないという心配。三つ目は日々開発が進む中で「新機能が出ると損をした気になる」と購入に踏み切れない点。四つ目は機器のアフターケアや処分時のことを考えると面倒になる。

自身もマッサージチェアの販売をしていた仲島社長は「買い渋る方の多くが『欲しいけど高い』『後悔したくない』という気持ち。ならば気に入った機器を必要な間だけ支払うスタイルがあれば喜んでもらえる」と考え、2008年に同社を設立。マッサージ器と利用者の壁の解消に取り組んできた。

◆「共用」広がる

利用料は月額制で、最短6カ月からレンタル可能。機種は大手マッサージチェアメーカー「ファミリーイナダ」製の機種を採用している。同社最新機種「ネセサ」を6カ月契約した場合月6900円、5年契約では月4300円で借りられる。5年契約で期間満了まで同じ機器をレンタルした場合、マッサージチェアはそのまま手に入る。常時数種の最新機種を選ぶことができ、メーカーによるメンテナンスも提供する。

現在顧客は1080人。一般家庭での利用に加え、携帯電話ショップの待合や飲食店のスタッフ用、フィットネスクラブなど法人への多様な使われ方も出てきている。

「実際に商品を体験してほしい」と、先月門真市に開いたショールームには常時8台を設置。買い物客らが気軽に機器に触れ、スタッフらがサービスの紹介をしている。

レンタサイクルやカーシェアリングなど“共用する文化”は今後も拡大すると考える仲島社長。「所有して『個』の世界を作るのも一つの価値観。今後はそれに加えて必要なだけ共に使って『共存』のコミュニティーをつくる価値観も必要だと思う。多くの人にマッサージチェアに触れてもらい、健康な暮らしをしてもらえれば」と話している。

フリーダイヤル 0120-06-9228新規レンタルお申し込み